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ジーちゃんは、ただ灰になるだけでよい。

テルッツを送り出した時、色々あって三百数十万円の費用が掛かった。だから、ワシもそれぐらい掛かるんだろうと思い、残す人達に迷惑がかからないよう、大体同じ額の費用を用意していた。
待てよ、残す人達って一体誰だ。子供は居ないし。順調にワシが生きれば、生存している親や親戚も既に居ないだろう。んじゃ~通夜葬式なんぞ要らないじゃないの。
ならば、葬儀資金を使っちゃえ。
ってん~~~~で、使っちゃった。
新車を買っちまった。
きっかけは先の労災事故。載っていた車は、マニュアルシフトの車でね、いちいちシフトチェンジをしなきゃ~ならん。左手、木端が貫通して握れなかったでしょ。酷く不便を感じたの。
で、楽ちんな車を考えた。車を使う商売は、既に昔になっちまってる。ごしゅけ吉松チュッタ達と遠出をしたいし、それにはある程度排気量も欲しい。
大きな買い物は、此れが恐らく最後でしょ。お墓は10月には完成し、テルッツもワシも、ごしゅけ吉松チュッタの先の住まいも確保できた。
今回の夢は、みんなが同じ寝床に収まって完結するんだよ。

ワシ等は、同じ魂の中に生きている夢。魂だって、人の夢の様に同じ夢を見るに違いない。だから、ワシ等は永久に生き続け、永久に一緒に暮らし続ける。
テルッツと26年、ごしゅけ達と何年暮らせるか?20年?それでもいい。
テルッツと26年しか暮らせなくとも、ごしゅけ達と20年しか暮らせなくとも、ワシは、この夢を見たい。
何度も何度も悲しい思いをしたとしても、ワシの幸せは、テルッツとごしゅけ達だけなのだから。
ワシが、この世で一番冷たい物になった時、何も必要ないので、ただ灰にしてくれよ。その冷たくなった瞼にしか映らない夢を、灰になるまでの僅かな時間に、見ているよ。
それは、次の世界の現実。そこで、ワシとテルッツは、手を繋いで仲良く暮らして居るのよ。足下には、ごしゅけ吉松チュッタ。

いっけね~っ!そうなる為の、お墓の半金入れね~と。生き馬も目を抜かれる此の世。金次第のあの世。ワシは、その隙間をスルスルっと、みんなと渡って行く。この世で一番の幸せ者。      つづく。

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