« 都合好く明日明後日お休み。 | トップページ | この何日かの写真おば・・・って、写真挿入のクリック無いよ。何でやねんっ!ニフティぼけ~っ! »

PC不携帯で出掛けちまった為、昨日は更新できず。しかもパジャマ忘れちまった。

送って参りました。道案内は、テルッツだったので、皆安心して送れたよ。

ぶ厚い耐火ドアが、スルスルっと閉まる。後は、只管待つだけだ。
待つ間に、食事やら済ませ、風の治まった斎場の中庭に車椅子のお父ちゃんを連れ出した。
齢九十二歳の男に尋ねてみた。「お父ちゃん、お母ちゃんを愛していたのかい?」とね。これ程の愚問はなかろう。
大正生まれの男が、口に出して「愛している」とは、言えないわ。しかし、照れくさそうにニコッと笑ったよ。それが総てだ。九十二歳の男と、八十七歳の女の集大成だったのだ。
五十七歳のワシが、幾ら愛していると叫んでも、到底及びもしない愛がそこにあった。
そのお母ちゃんの娘テルッツは、当然の様に死ぬまで愛し続けてくれる男を探し当てたんだよね。このワシを。
あ~~そうとも、このワシは、この身が朽ち果てようとも、永遠の魂で永久に愛し続けるのさ。
喩え、たった二十六年間の暮らしであろうが、五十二歳までしか生きられない人生であろうが、繰り返し繰り返し何度でも、テルッツを愛し続けるよ。

千年も万年もゼロを掛けたらゼロになる。しかし、一分でも一秒でも、永遠を掛けたなら、それは永久になる。
悲しい結末が二十六年後にある事が分かっていたとしても、無限の選択肢の中から、必ずそれを選ぶ。悲しい結末を永遠に繰り返そうと、テルッツとの生活を選び続けるさ。永遠にね。

お母ちゃんが亡くなって、遺品の整理を兼ねて、物置を片付けたそうな。
そうしたら、色々な物が出て来たという。
その中から、このワシの為に、古いアルバムが用意されていた。
「これを持っているのは、トシチャンが相応しい。」と言われたよ。

テルッツの中学校入学当時から、遠足、修学旅行、卒業写真やら、成人式の御着物姿まで。
テルッツは、輝いていた。群衆の中で、一人だけ未来の女の子が居る様に、他の人とはまるで違う輝きを放っていた。
思ったよ。このワシが、その時に傍に居たなら・・・・・・とね。
「トシチャンのお嫁さんにしてね。」そう言われた筈さ。自身が在るんだよ。そうなる運命なのだから。

旅の車窓に揺られながら、頬杖つき眠るテルッツの可愛らしい姿。今は懐かしい硬券切符が添えられていた。
急行指定席券軽井沢行き。この頃から、テルッツはテルッツらしかった。

我が家に帰り、ごちけと吉松を抱き寄せて、アルバムをしみじみ眺め、テルッツを愛するが故の涙を流すのよ。

そしてまた思う。
お母ちゃん、お父ちゃん。必ずまたテルッツを生み出して下さいね・・・・・と。    つづく。

|

« 都合好く明日明後日お休み。 | トップページ | この何日かの写真おば・・・って、写真挿入のクリック無いよ。何でやねんっ!ニフティぼけ~っ! »

恋愛」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1432860/55290295

この記事へのトラックバック一覧です: PC不携帯で出掛けちまった為、昨日は更新できず。しかもパジャマ忘れちまった。:

« 都合好く明日明後日お休み。 | トップページ | この何日かの写真おば・・・って、写真挿入のクリック無いよ。何でやねんっ!ニフティぼけ~っ! »