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今日は、ピンクの便利Goodsのお話。

皆が異口同音に「時間が経てば・・・」。そうだろうか?同じ経験をされた方々には解るのだろう。一日一日僅かずつでも、悲しみが薄らいで行くのかな?ワシとしては、一日一日僅かずつ、悲しみを積み上げているような気がするのよ。
楽しい時間を過ごして、さあ帰る時、共に時間を過ごした仲間が、手を振って送ってくれる。暫らく歩いて振り返るとまだ手を振っていてくれる。振り返ればいつまでも手を振ってくれる。見えなくなるまで。名残惜しそうに。だから、何度も何度も振り返ってしまう。
ワシの行き着く先には、必ずテルッツが待っていてくれる事は解っている。信じている。振り返らずに先を向いて歩けば、テルッツの下に辿り着く。
なのに、楽しかった場所を、自分の後ろに探そうと、振り返ってしまう。これから向かう先に居るテルッツより、遥か後方でもう見えなくなっているテルッツの楽しそうに手を振る姿を探してしまう。駄目だなー。

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こんな小物が出て来たよ。知っている人は知っている便利グッズなのよ。ペットボトルの蓋などを力をあまり使わずに開けられる物なのだ。
初めての本格的治療入院の時、2010年1月23日の前後だったかなー。23日は、テルッツがこの世で最後のラブレターをくれた日だから、憶えてるのよ。
まだ、大部屋に居たテルッツが、ベットにペッコリ座って居て、「トシチャーン、蓋が開けられねち!」周りの患者さん達に聴こえないように言った。
分子標的薬の治療が始まって二週間ぐらい、副作用で手足の末端に水膨れや湿疹が出来てしまい、指先で力のいる事や細かい事が出来なくなっていたのよ。
「トシチャンが居る時なら良いけど、居ない時、困りまんがな。」
それで、ワシがハンズに行って、購入してきたの。このピンクの小物。
次に行った時、「トシチャーン、便利やで、これ。缶も開けられるでー。」って言ってくれた。ワシ、缶のプルトップも開けられるとは知らずに、買ってたのよ。
テルッツが、実践してくれた。「ほーれ、この溝に差し込んで・・・ほーれ、こうして上げるんでい。ほーらね。」
いつも子供の様だけど、それにも増して子供の様だった。この九か月後に居なくなるなんて考えもしなかったよ。

ピンクのグッズを綺麗に拭きながら、思いだした。そして、いつも必ず身に着けている「最後のラブレター」を出してみた。少しずつインクが滲み始めているよ。ワシの行き着く時間と、滲んで読めなくなる時間のどちらが早いかな。
たとえ文字がはっきり残ってくれても、結局ワシの目が滲んで読めやしない。

ほーらね、やっぱり振り返ってるでしょ。pig     つづく。


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コメント

部屋にはテツルッツさん手作りの小物がいっぱい
思い出の品もいっぱいでいいですね。
「時が経てば・・・」なんて
何も無理に忘れようとしなくてもイイじゃないですか?
テッルツさんを偲びながら
パソコンと向き合い気持が出せるなんて素晴らしい事だと思います
ワシさんの気持ちがストレートに伝わってくるので
チョッと切ないです

投稿: エリザベス | 2012年3月 1日 (木) 16時29分

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