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テルッツに送り火?

8月16日、night夜、いつもより大きい蝋燭を盆提燈にセットして、南無をする。
考えた、どんな事よりもワシの隣に居る事が大好きなlovelyテルッツが、送り火に送られて、「はい、さようなら、また来年ね!トシチャン。」なんて言って、帰る訳が無い。
第一、テルッツは、ワシに対して「さようなら。」を言った事など、一度も無い。どんな理由を付けようが、ワシの傍を離れようとはしなかった。
きっと、いつも傍に居る。

お盆前からスーパーには、梨が並んでいた。テルッツは、梨が大好き。だから、テルッツに、買って上げたかった。でも、何故か買えなかった。お金が無い訳では無いが、避けていたと言うべきなのだろうか。
去年の梨は甘くて美味しかった。入院中のテルッツも良く食べていた。病院の食事は、「美味しくない。」と言って、食べようとしなかったのに、「テルッツ、梨食べる?」って訊くと、必ず、「うん!」と言って、食べていた。
梨が、世間に出回る様になってから、何日かおきにワシは、梨を買いに出掛けてた。
去年、10月21日木曜日朝、前日、いつもの様に「外に遊びに行きたい!」と言うテルッツに、ワシは、「今日は、調子が悪そうだから、病室で大人しくしてようね。」と言って宥めて、散歩を諦めてもらった。その調子の悪さが続いていたのか、テルッツは、いつもより朝食を食べる量が極端に少なかった。そんな中、シリアルの牛乳を啜り、「梨、食べるかい?」の問いに、「うん。」と肯いた。そうして、梨を一切れ大きく頬張って「ぱくっ」。梨だけは、美味しそうに食べて居た。

その日の昼食は手を付けず、午後呼吸困難に陥った。
二日後、息を引き取った。crying  だから、最期に口にしたのは、大好きな梨だった。

大好きな、梨を剥いて上げたい。でも、梨を剥けば、ワシは、どうなってしまうか解らない。テルッツが、美味しそうに梨を頬張る姿が思い出されるから。

朝、実家へ、マーからのお土産を届けに行った。お返しに梨を5個貰った。自分が避けていた、梨だ。
午後、叔母からも、梨を貰った。この時季、人々の間を飛び交う物は、梨か葡萄と相場が決まっている。避けて通れない。仕方が無い。温かい人の好意なのだ。

その梨達の中から一つだけ、冷蔵庫に入れた。夕御飯の時に、テルッツに出してあげようと思ったからだ。
夕方、食事に準備の時、梨を剥いた。とても耐えられなかった。号泣になった。cryingcryingcryingcrying梨を持つ手も、ナイフを握る手も見えやしない。でも、剥いた。入院中のテルッツに、いつも出していた様に、食べやすく八等分に小分けして。
テーブルを挟んだ向のテルッツの前へ、お皿を置いた。味見した。
泣けてきた。また号泣だ。今も、まだ、泣いている。
食事にならなかった。でも、これで好いのだと思う。もしも、ワシの望み通りならずに、ワシが、この先80歳90歳まで生永ら得るとしても、餃子を包む時と、梨を剥く時は涙を流したい。テルッツに対する愛が、変わらぬ証拠だから。

night夜、テルッツの祭壇からまた一つ、冷蔵庫に入れた。今日、味見した一つは、余り甘くは無かった。甘くて美味しかったら、もっと強くテルッツの美味しそうな顔を思い出し、更にボロボロになっていたかも知れない。
あしたも、頑張って剥くよ。ワシが、どうなろうと関係無い。テルッツの供養になればそれで好い。
「供養」という言葉もワシにはピンと来ない。いつも傍に居るからだ。pig     つづく。

四柱姓名判断

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